2021/11/06
インドネシアのジャムゥは内と外の美の統合
インドネシではビューティーケアとは、精神と身体の統合したものとの基本認識とされています。
伝承医薬品と美容素材(化粧品)は相容れるもので、別々の概念ではありません。
このことは健康食品だけが、あるいは化粧品だけが美と健康を達成できないことを意味しています。
インドネシア女性は、容姿とも美しくあることは人生の一部でもあり、義務・責任であることを認識しているようでです。
美も健康も女性のためのものであり、ジャムゥの医学・薬学・美学は王侯貴族の中で発展してきています。王侯貴族の女性のために発展してきたのが、今のジャムゥ、特に化粧品分野では顕著だったようです。
それらは一般大衆には知らされず、長い間王宮内での秘密にされてきていました。
しかし、秘密は漏れてくるのが必至であり、イスラム王国の衰退とともに一般に広がってきたのが、特に女性のための美と健康のジャムゥです。
ジャムゥ化粧品に使用される植物は、現在64種類があると言われています。
化粧品分類は大きく5つに分かれています。
1)顔
2)美容(肌)
3)毛髪
4)ボディーケア
5)医用化粧品
現在インドネシアで王侯貴族の女性を見ることは難しいですが、所謂伝統的な教育を受けた女性の美に対する執着心は強いと感じています。
また美容法のすばらしさには目を見晴るばかりです。
普通の女性の伝統的な結婚式の様相は、別人かと思わせるほどの美しさに変貌します。
社会的地位の高い美の要点の一つは、黒髪を維持することでありそのための普段の手入れには時間とお金をかけることを知っています。
黒髪を維持するにはノニ果実が一役働いていることを知り、日本でもノニ果実入り石鹸や毛髪用化粧品に使用されています。
ジャムゥの米寿堂は今まで、内からの美と健康を追求してきましたが、今後は外からの美容も考えていきたいと思っています。
現代の化粧品科学を無視することなく、インドネシア伝承医薬品ジャムゥの経験と知恵と素材を生かしたいと考えています。
(株)ジャムゥの米寿堂
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