2025/01/14
口呼吸は万病の元
口呼吸はみっともない
赤ちゃんからのしつけが大切
普段は電車に乗る機会はなので松本では見る機会がないのですが、久しぶりに常磐線の電車に載っていたところ、通路の反対側に座っていた20代後半の体格の良い男性が、大きな口を開けて眠っていました。
最近、このような方、特に若い方々に口を開けて寝ているのをよく見かけます。
団塊の第２世代か第３世代の方でしょう。
空気を肺に吸入する際に鼻腔を経由せずに、口腔から直接気管、気管支、肺胞へと空気を吸入しているのです。
[口呼吸の危険性]
空気中には多くの細菌や異物が浮遊しており、これらが直接肺に入ることは非常に危険なです。
鼻腔から空気を取り込み異物を除去し、病原微生物の除去をも行うのが鼻腔の役割です。
直接、空気を口腔から取りこむと口腔内には異物除去装置はないため、また細菌を捕食し感染防御を行うリンパ装置も少ないため、肺の疾患に繋がってしまいます。
扁桃腺は食物に混ざって侵入する細菌などを除去するためのリンパ装置ですが、口呼吸を行うと空気中の細菌などにも反応してしまいます。
扁桃腺の能力以上に異物や細菌などが入ってくると、腫れてくるなどの異常を呈します。
慢性の感染源にもなります。
過度な口呼吸、特にマラソンの様な口で呼吸をしなければならないほどの激しい運動を行うと、悪性リンパ腫になるとも言われています。
口呼吸は他から見てミットモナイばかりでなく、感染性の慢性疾患の原因にもなるのです。
[鼻呼吸]
意識してでも口呼吸をやめて、鼻呼吸をするようにしなければなりません。
ミルクを飲みながら、すやすやと鼻呼吸をする赤ちゃんのようにならねばなりません。
ノニを通じて鼻呼吸の重要性を知ってから、私は努めて鼻呼吸をするようになりました。
ただ、実際寝ている時にどうなっているのかよくは解りませんが、少なくとも口の中が乾燥しているような事はありません。
朝、洟（はな）が出ると非常に嬉しく思うのです。
鼻呼吸を行っている証拠ですから。
[口呼吸の原因]
何故、若者を中心に口呼吸が増えているのでしょうか？
1歳位までの赤ちゃんの食道と気管は別れているのですが、声を発生する頃から繋がってしまいます。
食道と気管が繋がっているのは、人間だけです。
口呼吸は人間だけができる特別な呼吸法ですが、口呼吸が増えている理由はよくは解りませが、二つの原因が考えられます。
１ 人間は声を発生する動物であり、口を介した空気の移動が激しいから。
２ 離乳が速くなり、十分な鼻呼吸の訓練の機会が減ったから。
最近は、洟をたらした子供を見かけなくなりましたが、どうしてなのでしょうか。
口呼吸の増加と関係あるのでしょうか？
乳幼児の育児法に何か問題があるように思えて仕方がありません。
[育児法の誤り？]
口呼吸をする原因を考えてみると、直接育児は行った経験はないのですが、次のようなことが原因ではないかと思いつきました。
１ 離乳食を５〜６ヶ月で開始
２ おしゃぶりは１歳で中止
３ 赤ちゃんとの接触の少なさ
４ 異常な潔癖性
５ 早い歩行開始
６ 冷たい飲食物
お母さん方のご意見をお聞きしたいものです。
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