2022/04/07
ノニの機能成分スコポレチンは呆け（認知症）予防に効果
ノニの国インドネシア産ノニジュースを祭祀の日本に紹介した（株）エムケーラボラトリーズは、長崎大学薬学部との共同研究によって、ノニジュースの機能性物質であるスコポレチンにいち早く注目し、スコポレチン分析方法の開発や、日本で販売されるノニジュース中のスコポレチン濃度の比較研究を行いました。
これらの研究から、ノニジュースの品質管理や品質の違い、生理学的な作用を追及してきています。
その研究成果として
1インドネシア産ノニジュースが最もスコポレチン含有量が高い。
ノニの産地や製造工程によってノニジュースの品質に大きな差が認められる。
2太平洋の諸島のノニジュース製造には未熟な青い果実が使用されるが、黄色く成熟した
ノニ果実に最も多くのスコポレチンが含まれる。
3抗酸化能が非常に強い。
4血小板凝集抑制作用があり、血液さらさら効果がある。
5血管拡張作用の機能物質と考えられる。
6抗炎症作用が強い。
7ＤＮＡ傷害抑制、抗変異原抑制作用により、抗腫瘍効果を持つと考えられる。
8副交感神経刺激作用をもつ、など。
スコポレチンの多種類の生理作用がノニの大きな効果の主要成分と考えています。
スコポレチンに関する興味ある研究論文があります。
（Neuroscience. 2011 Dec 1; 197(1): 280–292）
本論文では、スコポレチンはコリン作動性神経刺激作用によって、その障害である神経伝達物質の遊離減少や記憶の機能低下に対して改善効果をもたらすことが確認されました。
この結果はスコポレチンは、副交感刺激作用によって脳の記憶力の低下など機能障害作用を改善させるものです。
記憶力の低下は、ノニジュースが痴呆症防止に効果があることがマウスの実験で示されたのです。
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