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2022/03/25
ACE2はどこに局在しているのか?

ACE、ACE2、エースと非常に美しい名前です。

2003年、SARSウイルス感染症の流行があった以降にACE2の研究が始まりました。
日本の感染症研究所は、この分野で先駆的な研究をされています。

ACEは、”Angiotensin Converting Enzyme", 日本名で「アンジオテンシン変換酵素」です。
ACE2は、ACEの類似の酵素ですがACEの過剰な働きを抑え、血圧調整にACEとともに働いています。

では、両エースはどこに存在するのか?は、新型コロナウイルス感染症が起きてから大きな疑問でした。
ACE2は、コロナウイルス感染で細胞内にウイルスを取り込み、ウイルスを増殖させ、深刻な感染症を引き起こすために存在しているのか?
それとも別の目的として血圧調整にだけ関与するために存在し、そのほかの作用はないのか?
これらの点について、テレビや新聞、そして感染症専門家も全く発言しません。

ACEは血圧を上げる生理作用の目的で、血管内皮細胞に多いことは理解できます

ACE2の局在の研究報告によると、非常に驚く結果でした。



ACE2が多い組織・臓器としては、胃を除く消化管(十二指腸、小腸、盲腸、大腸、直腸)、胆のう、腎臓、膵臓、喉咽頭、気管支、そして驚くことに男性の生殖器にも非常に多く、女性の生殖器ではファロピウス菅です。
この図には掲載されていませんが、血管にも多いことがわかっています(研究方法の難しさから確認が難しいですが、多分最も多いかもしれません)。

意外でした。

新型コロナウイルスは消化管で増殖するため、感染症の初期には下痢などの症状が多く認めらるのは、当然です。
大便などの排泄物や直腸粘膜がPCR検査で利用できる理由です。

次回は何故消化管などにACE2が多いのか、考えてみたいと思います。

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