2022/09/09
野菜・果物で死亡リスク低下
野菜・果物の摂取は効果的
9万5千人の追跡調査で確認
概要
横浜市立大学と国立がんセンターによる研究発表。
平成2〜5年当時40〜69歳だった岩手、秋田、茨城、東京、新潟、長野、大阪、高知、長崎、沖縄の調査対象者を約20年間追跡し、野菜と果物の摂取量と死亡リスク、死因との関連を調べ、2022年9月8日に発表(発表記事はこちら)。
その結果、果物・野菜摂取量が少ないグループに比べ、果物摂取量が多いグループでは全死亡リスクが約8-9%、心臓血管死亡リスクが約9%低く、野菜摂取量が多いグループでは全死亡リスクが約7-8%低いことがわかりました。
緑黄色野菜や果物ものは、健康に善いことは常識的に知っていることですが、改めて長期調査によってがん、心血管や呼吸器疾患による死亡リスクの低下が確認されました。
ただ、この成績では野菜・果物摂取量増加に比例して疾患リスクが低下しているわけではないことに注意する必要がありす。
様様生活習慣の違いがありますが、それらが考慮されていない為です。
特に慢性毒性が疑われる食品(工業的加工食品)や日常の運動等の有無などは、死亡リスクなどに影響を与えます。
肺がんは緑黄色野菜・果物の摂取によってリスクが減ると考えられていました。
合理主義のアメリカ人は、ベータ・カロテンが肺がん発生・抑制に効果があると信じて、合成のベータ・カロテンを日常摂取量の何百倍もの大量を人に与え、がん抑制効果を確認しようと長期の臨床試験を計画しました。
ところが、試験中に肺がん患者が非常に増え、試験は中止になった有名な話があります。
20世紀末のことです。
肺がん抑制効果にはベータ・カロテンではなく、微量栄養素ベータ・クリプトキサンチンの自然食品からの摂取が必要であることが2005年に確認されています(博士の愛した赤い果実ブアメラ、西垣、中島著、育鵬社刊)。
サプリメントは食品ではありませんので、要注意です。
必要な栄養素、機能性成分は自然食品から摂取することが必要です。
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