2023/02/17
胆石症とは
胆のう結石による胆のう摘出手術を行ったので改めて胆石症について
今年の正月は散々な出来事に見舞われました。
正月早々にコロナ感染と診断され1月中旬まで自宅隔離後、16日より出社したが17日より腹部痛が起こり、18日に緊急入院し直ちに胆のう結石による胆のう切除手術が行われた。
(お知らせ、2023/01/24, 令和5年は鬼門）
2月17日現在（術後1か月）腹腔鏡挿入部の皮膚の痛みはなく、40�圓僚鼎い發里泙濃�ち運びできるように完全回復しています。
意外と多くの方が胆石症を患い胆のう摘出手術をされ、ある方は医薬品で治めているとの、ご返事を戴きました。
1日2食を40年以上続け、美食家でない私が何故立派な胆石が3つもできていたのか、改めて胆石症に関する内科学の教科書を開いてみた〈内科学、朝倉書店）。
胆石症（Cholelithiasis)とは
胆石は単道警に発生した固形物であり、症状の有無に限らず胆石症。
分類
胆石の存在部位により肝内結石、胆のう結石、総胆管結石。
私のものは、胆のう内結石。
胆石の成分によりコレステロール胆石、色素胆石、稀な胆石に分類。
私のコレステロール胆石は、他の成分も混じった混合石に分類されると、自己診断している。
（因みに、若い医師は分類を知らなかったようです）
原因
コレステロール胆石は、コレステロールは水に不溶なため、胆汁酸とレシチンが溶解しているが、コレステロールが多いと胆のう内で析出し、核となり、肉眼的な胆石へと成長。
よって、コレステロールの過剰摂取、腸管からの再吸収の増加、肝臓での取り込み・合成・排出の増加が要因。
また、胆汁酸の合成低下、腸管からの吸収抑制は結石の一因となる。
胆のうがなければ胆石はなかなか生じないので、胆のう内の核形成に促進あるいは抑制作用の異常によって出来上がる。
疫学
食生活の欧米化によってこれコレステロール胆石は増加傾向。
男性より女性に多い。
成人の罹患率は5〜10％と多い。
コレステロール胆石の頻度は70％、色素胆石（ビリルビン、カルシウム）は30％。
臨床症状
自覚症状の３主徴は疝痛、発熱、黄疸。
私の場合は、疝痛だけ。
過労や過食後に症状が出るが、私の場合は過食でないが昼食のおかゆを食べた後の2〜3時頃腹痛が出現。食後疝痛と自己診断。
脂に富む過食後には夜間に症状が出る。
診断
私の場合、CT検査と腹部超音波検査が行われ、胆石症の確定診断がなされた。
合併症
急性胆のう炎、総胆管結石、胆管炎、膵炎、胆石イレウス、胆のうがん。
私の場合、胆石による急性胆のう炎と診断され、胆のう摘出時肉眼的ながんの病巣はなかったが、病理検査結果待ち（2月20日に確定）。
予防・治療
胆石症の50〜70％は無症状であっても、胆のうがん発生の可能性があり、定期検査が必要。
無症状胆石の場合、胆のうがん発生率は加齢に伴い増加するので、要注意。
コレステロール胆石は、熊の胆や合成胆汁酸で溶解する。
胆石は胆のう内で形成されが、私の場合胆のうが既に無いため、胆石のできる可能性はほとんどない。
その代わり、胆汁排泄促進作用のあるクスリウコンと総胆管出口のオッジ括約筋弛緩作用のあるノニジュース（７−ヒドキシクマリン）をこれまで以上に真面目に飲用する。
初めてメスが入った病気になり、改めて胆石症の病気や病因に注目しました。
加齢とともにできる胆石ですが、欧米風の食事に依存していると若くして発生する傾向にあります。
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